テキストサイズ

ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第99章 逆戻り



藤堂「確かにね…。祥子ちゃんが上手く誘導してくれてるし、ひなちゃんも祥子ちゃんにはわがまま言えないと思ってるみたいだけど、これまでのパターンを考えるとね。」



宇髄「祥子がクッションになってるうちはいいんだが。藤堂や工藤も閉め出すようになったら、やばいわな。」



「そのうち大爆発するような気がするんです。なんとなく、ひながここへ来た頃の匂いがします。」



宇髄「ははっ、俺ら全員嫌われるやつか。って、笑い事じゃなく、退行しないようにしてやらんとな。……で、腹をどうしようって話だ。生理止まって何ヶ月なる?」



「5ヶ月です。」



宇髄「張りは出てるか?実は、血液検査に微妙に反応出てんだよな。」



藤堂「それが、ひなちゃんのメンタルが崩れ始めてから触診できていなくて。すみません…」



宇髄「いや、構わんよ。目視で膨れてるんだよな。」



藤堂「はい。ほんの少しですが、祥子ちゃんもそう見えるって。」



宇髄「太ったってはずもないから、まぁ、やっぱり早く診た方がいいか…。診察と治療までしても半日あれば終わるから、先にこれをなんとかしよう。」




ということで、明日の午後、さっそく宇髄先生が診てくれることになり、心臓の方はそれが終わってから日を決めることになった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ