ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第100章 宇髄先生の治療
「痛いか?」
「…っ、フリフリフリフリ…!!」
反射的に首を振るけど、血の気が引いて頭が真っ白。
嘘……気のせいだよね…?
今のは、ただ急に触られたから…
「ひなちゃん、もう一回押すぞ?」
嫌……待って、そこ押さな…
「ゔっ…」
「ここ、痛むんだな?」
「……。」
わたしの目から、スーッと涙がこぼれ落ちる。
なんで…なんでわたしお腹痛いの?
生理遅れてるの、ちょっと遅れてるだけだよ。
事故のせいだもん仕方ないじゃん。
押されなかったら痛くもなんともない。
張ったり苦しかったりもしない。
なのになんで?
なんで宇髄先生は突然来て、なんでお腹診たりなんか…