
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第100章 宇髄先生の治療
_____20分後
祥子「私もついて行こうか?」
宇髄「祥子は内科あるだろ。」
祥子「大丈夫よ。VIPの対応…というより、ひなちゃんだもの。師長も二つ返事でOKするわ。」
涙が引いて、落ち着いて、
それじゃあ、検査に行きますか。
という空気の中、相変わらず渋るわたしに祥子さんが付き添いを提案する。
宇髄「師長が良しとしたって、仕事は溜まるだろ。祥子の代わりできるやついるのか?」
祥子「もう。だから大丈夫だってば。」
宇髄「本当かぁ?まぁ、祥子がそう言うんなら…ひなちゃん。祥子も来てくれるって言ってるけど、どうする?ついて来てもらうか?」
今の会話を聞かされて、お願いしますと言えるわけがない。
いつも忙しいのに来てくれて、今だって、3分で終わるはずだったのを30分も引き留めてしまっている。
もう本当に、祥子さんに迷惑ばっかりかけられない。
