ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第100章 宇髄先生の治療
_____30分後
藤堂「ひなちゃんつらいね。ちょっとしんどいね。」
治療の途中で来た藤堂先生が、頭を撫でて涙を拭ってくれる。
「ハァハァ…グスン……ハァハァ……」
藤堂「大丈夫だからね。楽にして、力抜いてようね。」
結局、宇髄先生の治療は30分も続いた。
30分も耐えたのに、椅子の上からは降ろしてくれない。
藤堂「どうですか?」
宇髄「うーん…。」
宇髄先生は、もちろん股の間。
治療を一旦ストップし、プローブで子宮の中を確認してる。
宇髄「そんなに多くないんだ。…出し切りたい。」
ということは、治療はまだ必要なんだ…。
プローブを抜いて、手袋を外した宇髄先生は、わたしの足にタオルをかけると藤堂先生の隣に立った。
そして…