ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第101章 ぶり返す古傷
そして、午前の仕事を終えてお昼になり、食堂へ行くと神崎先生が。
「お疲れ様。ここいい?」
「藤堂先生!お疲れさまです!どうぞどうぞっ!」
「ふふっ。ありがとう。」
今日も元気で無邪気な神崎先生に、思わず笑みを溢しながら向かいに座る。
「君はいつも元気だねぇ、神崎くん。」
「ぷはっ!なにその言い方!もう、ひなちゃんのこと悩んじゃって。」
「ははっ。もう聞いた?」
「宇髄先生から。さっき、急患の対応で一緒になったんですけど、もう、宇髄先生も…って、あ!」
声を上げる神崎先生の視線の先に目をやると、噂をすればの宇髄先生と工藤先生が。