ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第101章 ぶり返す古傷
宇髄「なら、胸の痛みは出てないのか。まぁ、ひなちゃんが痛くないならいいんだが。でも、何にせよこの結果はすぐ検査だ。」
工藤「はい。カテーテル入れて、EPSとアブレーションを同時にと考えてます。前回の様子だと、カテーテルは正直不安もありますが、メスを入れるのも避けたいので。なるべく麻酔でコントロールしてあげて、なんなら全身麻酔でもいいかなと。」
藤堂「うん、そうだね。ひなちゃんの負担は最小限になるようにしてあげよう。」
工藤「はい。あとは、ひなちゃんの具合がどうかですね。」
藤堂「平熱、なかなか戻らないよね。そろそろ解熱剤使おうか…。」
宇髄「その方がいいかもしれんな。それと、鉄剤も投与していくか。ひょっとしたら、ストレスより貧血で発熱してるのかもしれん。」
藤堂「確かに、その可能性もありますね。食事をしないので数値は下がってるでしょうし。では、そのように工藤先生と進めていきます。」
工藤「よろしくお願いします。ひなちゃんへの説明は、今日のうちに俺からしておきます。」
藤堂「了解。お願いね。」