ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第102章 突沸
神崎「ひなちゃん、ちょっと本当にまずいよね。沸点、かなり迫ってない?」
「沸点はすでに超えている気がします。今は過熱状態じゃないかと…。」
神崎「げっ、それなおさらやばいじゃん…。」
「そうなんです。だから、なんとかしたいんですけど、どうしようもなくて。何をするにも力尽くで、刺激を与えてしまっている状態なので。」
神崎「俺が行ってもダメなんだろうね。だから、宇髄先生も俺を使おうとしないのか。」
「だと思います。子ども騙しみたいなこと効かないですからね。はぁ…」
神崎「まぁまぁ。もうなるようにしかならないなら、そんなため息つかないで。ひなちゃんが爆発した後のことを考えとこう!」
「その爆発するのが嫌なんですよ…。それに、爆発した後も今回は長いですよ、絶対…」
神崎「もう、またそんなことを〜。最終的にひなちゃんを救ってあげられるのは、五条先生しかいないんだからね?」
「そんなことないですよ…」
神崎「そんなことしかないでしょ。あっ!そういえば、あれってもう出来たの?」
「あれ?」
神崎「うん、あれだよ。事故の時、藤堂先生が拾ってくれてたさ。」