ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第102章 突沸
〜小児科医局〜
「はぁ、疲れた…。」
医局に戻り、机に突っ伏す。
神崎「ありゃりゃ。五条先生、大丈夫?ひなちゃん、これまた大変だったのね〜。」
それはもう、本当に…。
ひなの鉄剤を3人掛かりでやっと打った。
数日前、当直で時間があったんで、
ひな、発作起こしてないかな…
手術の説明受けて、怖くて泣いてるんじゃ…
と様子を見に行くと、案の定、発作を起こしていた。
しかも、どうやら昔のことがフラッシュバックするようで、それ以降、診察も処置も大暴れ。
さっきもやむなく、藤堂先生とひなを押さえつけ、工藤先生に注射を打ってもらった。