
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第102章 突沸
マスクを外し、ふらふらと起き上がるわたし。
指にはめられた機械も外し、
ブチッ…
点滴の針を引っこ抜くと、ベッドを降りて、ふらふらしながら数メートル。
特別室の外へと、ドアに手を掛け……
コンコンコン___
っ…!?
ガラガラ___
藤堂「おっと、びっくりした…!ひなちゃん?」
藤堂先生、宇髄先生、工藤先生、神崎先生、そして、
「ひな…?」
五条先生。
ドアが開くとイケメン5人。
ドラマのワンシーンでも見ているのかと、錯覚を起こす光景が。
「何してんだ…?」
けれど、残念ながらこれは現実。
背中に冷や汗が伝い、すくむ足を一歩後ろに下げる。
