ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第103章 愛のちから
〜小児科医局〜
神崎「ねぇ、五条先生?」
五条「はい。」
神崎「今日も行かないの?」
五条「どこにですか?」
神崎「ひなちゃんのところ以外どこがあるの。」
五条「…行きません。先生方にあんな口利いて、頭冷やせばいいんです。」
神崎「そんなこと言うけどさぁ…本当は五条先生が冷静になりたいだけなんでしょ?ひなちゃんと同じくらい、自分の言ったこと後悔してるくせに。ひなちゃんもずっと反省してるって、りさ先生言ってたじゃん。」
五条「反省なんかしてないですよ。こんなこと、今回が初めてじゃないんですから。とにかく、もう放って置けばいいんです。」
神崎「そう言いながら、本当は心配で心配で仕方ないって、ほっぺたに書いてあるけど。」
五条「別に…対応は院長達に任せてますし、俺には関係ありません。」
神崎「もう、あのねぇ…」