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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第103章 愛のちから



豪「工藤。」



工藤「はい。」



豪「ひなちゃん胸診るよ。」



工藤「祥子ちゃん、エコー用意して。」



祥子「はい。」



藤堂「お口マスク付けるね。」




なんとなく気づいてたけど、わたし、五条先生のことを考えると胸が痛くなる。

前は数秒で治まってたのに、数十秒、分単位で痛みが続く。

そして、これは心臓の発作なんだって、ここ数日でやっとわかった。




「…っ"……ッ………」



豪「藤堂先生、サチュレーションは?」



藤堂「95です。」



豪「そっちの管理任せた。」



藤堂「はい。」



豪「工藤、エコーいけるか?」



工藤「いつでも大丈夫です。」



豪「ひなちゃーん?痛いの落ち着いたら先生の手握って教えてくれるかな?」



「ハァッ、ハァ………っ、ハァ…ッ………ハァ……」
















ギュッ…


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