
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第103章 愛のちから
豪「ひなちゃんしっかりするぞー。」
藤堂「呼吸するよ。落ち着いて、ちゃんと息するよ。」
「ハァ、ハァッ……ゔっ…ゲホゴホッ!!」
騒がしく取り囲まれたベッドの上で、ひなが発作を起こしていた。
ひな…?
豪「りさ、工藤先生呼んで。」
りさ「はい。」
蒼「どういう状況?」
りさ「蒼…!さっき喘息の発作を起こして、そしたら心臓も。」
院長がりさ先生に状況を尋ねる。
そして、その横で俺は、
「ひな。」
ひなの手を握りしめた。
