ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第104章 2度目の誕生日プレゼント
それから、約1ヶ月。
無事に手術を終えたわたしはその後順調に回復し、退院も間近になってきた。
ピピッ…
祥子「36度ちょうどね。次、血圧測るわね。」
朝食を食べて、祥子さんの朝のラウンド。
心臓はアブレーション手術のおかげで不整脈も発作もなくなり、喘息も落ち着いている。
コンコンコン___
藤堂「ひなちゃん、おはよう。」
工藤「おはよう!」
「おはようございます。」
そして、藤堂先生と工藤先生が回診に。
藤堂「ひなちゃん、今日は具合どう?」
「特に変わりないです。元気です。」
藤堂「うん、ありがとう。顔色も良いし、バイタルも問題ないね。胸の音だけ聴かせてね。」
と、まずは藤堂先生の簡単な診察。
それが終わると、
工藤「そのままごめんなー。」
工藤先生も聴診をし、
工藤「よし、問題ない。そしたら、今日は検査とか特に予定ないからな。また夜に来るから、それまでゆっくりしてな。」
藤堂「何かあったらすぐに呼んでね。」
「はい。ありがとうございました。」
と、病院での平穏な朝のルーティンが終わる。