ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第16章 複雑な思い
神崎「ひなちゃん、明里ちゃんのご両親が見えてからだよね、様子が変なの。夏樹と屋上行ったのはそれが原因かな。」
宇髄「なぁ五条。ひなちゃんに、彼女の生い立ちは話さないのか?曽祖父がこの病院を創ったことや両親のこと、お前と過ごしてたことも。」
「ひなが混乱すると思いまして。そう簡単に昔の記憶は戻らないでしょうから。」
神崎「じゃあさ、昔のことは話さないとして、退院後のことは話してあげたら?一緒に住むんでしょ?」
そう。
ひなが元気になって退院したら、その後は今住んでるマンションの部屋に一緒に住むつもりだ。
アメリカの両親にも伝えてあって、そうしろと。
でも、ひなにはまだ話してない。
「退院にはまだ時間がかかりそうですし、今、俺と住むって言われても混乱すると思うので。退院が見えてきてから伝えます。」