ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第106章 すれ違い
「あ、でも…うーんと、そうですね…、ほら、もう次の講義まで時間があまりないし、今から食べてもどうせ食べられないから、もういいか……って、あ、違っ!!えっと、なんだっけ、その、時間もあまりないから大学に戻って…そう!それで、コンビニとかで適当に買ったりし…」
「はぁ……。ひなちゃん…?」
ギクッ…!!
うぅ…
藤堂先生、これは絶対怒ってる…。
お昼をパスしようと思ってたこと、藤堂先生に完全にバレてしまった。
鉄剤打ってる状況だし、言うこと聞かなきゃ…。
藤堂先生に雷落とされたら、怖い…グスン
「藤堂先生と一緒に食べます…。」
「うん。そしたら行こうか。」
ということで、結局、お昼は病院のカフェで藤堂先生にご馳走になってから、わたしは大学へ戻った。