ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第110章 性交の証
〜ノワール国際病院〜
コンコンコン___
「ひなちゃん、こんにちは。」
「こんにちは。」
翌日。今日は病院の日。
診察室に入り、藤堂先生の前に腰を下ろす。
「調子どう?」
「変わりないです。」
答えながら、慣れた手つきでさっそく胸元をさらけるわたし。
藤堂先生は呼吸するように、ステートを首から外して耳につける。
「深呼吸ね。」
藤堂先生の手で軽く温められたステートが胸に当てられ、
「スー…、ハー……」
いつも通り聴診が始まると、
「ひなちゃん、悠仁とセックスした?」
「え?」
「五条先生と、最後までセックスした?」