ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第110章 性交の証
〜婦人科診察室〜
宇髄「ひなちゃん、どの辺りがどんな風に痛む?」
実は、今朝起きた時から少しお腹が痛かったこと。
それを藤堂先生に伝えたら、念のためと宇髄先生の診察を受けることに。
「えっと、お腹の…たぶん子宮のあたりなんですけど、少しチクチクというかピリピリというか…」
ベッドの上で仰向けになり、痛むあたりに手を当てながら答えると、
「ちょっと触るな。」
まずはお腹を触診される。
「この辺り?」
「はい。」
「押したらどう?痛む?」
「いえ、痛みは変わらないです。」
「ここは?」
「そこも大丈夫です。」
「ん、次内診もさせて。」
触診が終わると、今度は内診台に移動し、