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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第17章 見失う自分と生い立ち



病室に戻ると、念のためにと聴診をされた。




「五条先生。」



「ん?」



「ありがとうございました。」



「親がいないのは辛くてさみしいけど、負けるな。みんなお空で見守ってくれてるんだ。それと…、お前はもっと甘えたらいい。俺やまこちゃん、ここにいる先生たちに甘えたらいいから。」




ぽんぽん…



と五条先生の手が頭に乗って、



"トクン"



と胸の音がした。


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