ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第119章 生理
そして内診が終わると、
「ひなちゃん、経血多くなると思うからタンポン入れておくな。」
えっ…?
股を拭いてくれるので、これで終わりかと思ったら、まさかのタンポンを入れるって。
タンポンはまだ一度も使ったことがない。
理由はもちろん、あそこにモノを入れるなんて怖いから。
タンポンのことは知っているけど、まこちゃんに教わらなかったし、五条先生からも特に何も言われていない。
祥子「ひなちゃん?どうした?」
生理で情緒不安定になっているのか、こんなことで目に涙が滲んでくる。
それを祥子さんが気づいてくれて、
宇髄「ん?そうか、ひなちゃんタンポン初めてだったかな。タンポンは痛くないから怖くないぞ。俺の指より細い。」
って。
「ひなちゃん大丈夫よ。力抜いてたら平気だからね。大きく深呼吸しようか。吸って〜…、吐いて〜…」
「ハァ〜…」
ビクッ…
「…っ、んっ、ぃっ…」
シーツをキュッと握りながら、祥子さんの声に合わせて息を吐くと、奥の方に何かがぐっと押し込まれる感覚がして、
宇髄「ん、ひなちゃん終わったよ。頑張ってえらかったな。」
タンポンの挿入が終わると同時に、
コンコンコン___
藤堂先生が部屋に。