ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第119章 生理
「ハァ…ハァ……」
吐き気止めと酸素も入れてもらったからか、10分ほどすると呼吸は楽になり、吐き気も手の震えも治まった。
けれど、痛みは相変わらず。
治まる気配が全くなくて、
「ハァハァ…ぃゃ…」
宇髄「ひなちゃん一瞬だけ頑張ろう。座薬はよく効くはずだから。な?お口から息吐くよ〜。」
「ハァハァ、ゃっ…、…っ"、んん"っ!」
鎮痛剤を座薬で入れられると、これが効いてようやくウトウトできるように。
でも、それもほんの束の間で、
「…っ"、ぅ"っ……ハァハァ…」
夜にはさらに激しい痛みがわたしを襲い、
「ゔっ……、オェッ…!ゲホゲホッ…ぅっ…、オェッ…!ハァハァ…」
あまりの痛みに嘔吐して、
「ハァハァ……、…………っ……っ"」
いつもなら意識が飛びそうなところ、痛みに叩き起こされてしまうので、シーツを握りしめながらただひたすら痛みに耐え続ける。