ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第19章 夢と過去の記憶
~ICU~
ピッ…ピッ…ピッ…ピッ…_____
なぁ、ひな。
そろそろ起きろよ…
あれからもう4日経った。
打たれた衝撃で左耳の鼓膜は破れ、頬は真っ赤に腫れ上がり、口元も切れた。
幸い内臓に深い傷はなかったが、肋骨が折れたし、床に飛ばされるように倒れた時、ラックで腕を切っていた。
もちろん、他にもいくつか擦り傷やあざができた。
昨日までは高熱が続いて、今日になってやっと落ち着いてきたところだ。
工藤「ひなちゃん、まだ起きないな。」
宇髄「容体も落ち着いてきたし、今日は目覚ますと思ったんだが…。」
神崎「五条先生、休憩室でいいからちょっと寝てきなよ。休んでないでしょ?」
「俺は大丈夫です。」
藤堂「いや、さすがにダメダメ。悠仁は休みなさい。」
宇髄「今夜は俺と工藤がICUに居るから。何かあればすぐ呼ぶし、安心しろ。」
「ありがとうございます。」