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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第19章 夢と過去の記憶



ピッ…ピッ…ピッ…ピッ…______




ん………



白い天井…

淡いグリーンのカーテン…

一定のリズムを刻む機械音…



目が覚めると見覚えのある光景が。



ここ、前にも来たとこだ…




「栗花落さん!?気がついた?先生呼んでくるね!!」




ん…?

今の誰?

看護師さん?



と思ったらカーテンが開いて、五条先生、宇髄先生に工藤先生、藤堂先生と神崎先生も来た。



なんで、みんなこんなにたくさん来るの…?




藤堂「…なちゃん?……こえる?」




あれ、この優しい声、藤堂先生、なんか話してるよね?

でも、先生の声がすごく遠くて聞こえにくい…

それにずっと耳鳴りもしてる。




「ひな、聞こえるか?」




ビクッ!!




今度はベッドの右にいた五条先生に声をかけられた。

でも、突然さっきより大きい声が聞こたので思わずびっくりしてしまった。




「今、痛いとことか気持ち悪いとかないか?」




ない…と思うけど、頷こうにも頷けない。

口に何か入ってる…

唇も乾いてカピカピな気がするし、

しゃべれない、苦しい、なにこれ…?




「右手、俺が握ってるのわかるか?握ってみて。」




五条先生に手握られてるの、わかるよ。

優しくて大きい手。



力が入らないけど指を動かしてみると、先生たちがなにやら動き出した。

五条先生が口にある何かを持ってて、宇髄先生に頭を押さえられて、神崎先生と工藤先生には身体を押さえられて、藤堂先生はわたしの胸元をめくってステートを構えてる。

なにが始まるのかわからなくて怖くなって目を閉じた。


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