ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第135章 凪の揺らぎ
車で送ってもらい、ノワールの産婦人科の裏口に到着。
産婦人科にこんな出入り口があったなんて知らなかったな……なんて思っていると、
「ひなちゃん降りられる?ゆっくりでいいよ。」
と、藤堂先生がドアを開けてくれて、
「大丈夫です、ありがとうございます。」
車を降りようとした瞬間、
……っ。
またお腹の痛みが。
「お腹痛い?」
「…はい、ちょっと…」
「痛み治まってからでいいよ。一旦閉めようか。」
わたしが焦らないように、藤堂先生は開けたドアを軽く閉めて待っててくれて、
「平気そう?」
「はい、行けます。」
痛みが治まったので車を降り、病院の中へ。
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