ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第135章 凪の揺らぎ
五条「大丈夫か!」
一目散にわたしの側に来る悠仁さん。
「は、はい。大丈夫です…。」
どうやら、わたしに陣痛が来たと聞いて、パニックになっているとでも思い込んだよう。
五条「お、そうか。ハァハァっ、思ったより落ち着いてるな。」
藤堂「悠仁、だから大丈夫だってば。笑」
藤堂先生が悠仁さんの肩にぽんっと手を置き、
宇髄「やかましいな。ひなちゃんは落ち着いてんだ、お前が落ち着かんか。なに息切らしてんだ。」
宇髄先生がピシャリ。
五条「す、すみません。」
藤堂「ちょっと緊張しすぎ。顔硬いよ〜?ほら、お父さんっ。」
ぽんぽんっと、藤堂先生に背中を叩かれた悠仁さんは、
五条「ごめんな、すぐ来られなくて。大丈夫か?」
と、わたしの手を握ってくれた。
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