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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第20章 喘息と貧血と学校と



そういえば、昨日なんかいろいろ検査したの、結果とかどうなったんだろ。




「あの、五条先生?」



「ん?」



「検査の結果とかは、その、いかがなで…、いかがもんで…いか、いかがなんもんでしたのでしょうか?」



「ぷっ、はははっ!!何言ってんだ。」




めっちゃ笑ってる。

爆笑されてる。

笑ってる五条先生を見たこともほぼないけど…

こんな笑ってる先生は間違いなく初めて。




「お前、学校行かなきゃな。」



「え?」




あ、学校。

そういえば、学校ずっと行ってない。

いや、もともと行ってないけど、だから学校に行くということ自体わたしの中になかった。




「ひなちゃん、おまたせ〜!」




と、ここでごはんが運ばれてきた。




「しっかり食べろ。それと、ごはん食べたら検査結果について話をするから。」




話って…



自分で聞いときながらだけど、そんな改まった感じに言われると怖い。

わたしの病気、よくないの?



と、不安な気持ちのままごはんを食べた。


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