ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第22章 ノワール学園中等部
そして、9月1日。
新しい制服、新しい靴、新しい鞄に、新品の文房具。
いよいよ、今日から学校に行く。
制服に着替えて、まこちゃんが髪を結んでくれるというので、洗面台の前に座ってる。
コンコンコン___
神崎「おはよう!ひなちゃん、制服着てるじゃんっ!いいねっ、似合ってる!」
入ってきたのは神崎先生と、その後ろから宇髄先生、工藤先生、藤堂先生。
な、なんで先生たちが?
ていうか、久しぶりに会った。
あの事件の後、神崎先生は会うけど他の先生には会ってなかった。
「お、おはようございます。」
なんでみんな来たのかわかんないけど、とりあえず挨拶。
藤堂「ひなちゃん、久しぶりだね。まこちゃんに髪結んでもらうの?」
「は、はい…。」
久しぶりに見た藤堂先生。
相変わらずの王子様感。
工藤「やっぱ、ポニーテールだな!」
宇髄「は?いや、ハーフアップだろ。」
神崎「え〜?ツインテールが良くないですかぁ!?」
って3人はわたしの髪型でなんか論争してる…
冨岡「ふふっ。先生方の好みがわかりました。」
って笑いつつ、
冨岡「よし。ひなちゃん、これでかわいくなったよ!」
とまこちゃんがしてくれたのはふたつ結びのゆるい三つ編み。
髪の結び方なんて知らないわたしは、こんな可愛くできるまこちゃんの手は魔法でも使えるのかと思った。
「まこちゃん、ありがとう。」
と言って立ち上がると、