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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第23章 蕁麻疹

-五条side-




ひなから学校が終わったと連絡があったので、そろそろ戻って着替えも済んだかという頃に病室へ行った。




「おかえり。」



「ただいま!」




ん…?

なんか、見たことないくらいご機嫌…




「ご機嫌だな。学校でいいことあったか?」




と聞くと、聞いて!と言わんばかりに目をキラキラさせている。




「お昼ごはんに日替わりランチを食べました。今日は生姜焼きで、それがすっごく美味しかったです!」




…生姜焼きでこんなに目を輝かせる子がいるのか。

こいつは本当に…




「そうか。ちゃんとご飯食べれたんだな。パンより良いだろ?」



「パンもいいけど、もっと美味しかった!全部食べました!」



「本当か?それはえらい。明日からもしっかり食べるんだぞ。」



「はい!」




と話を聞いた後、聴診をしてひなの体調を確認して病室を出た。



今日も友達はできてないだろうから、ひとりで美味しそうに生姜焼きを頬張ったんだろう。

その姿を想像すると…

…いや、まぁ、笑顔で楽しく学校に行ってくれて何よりだ。


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