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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第23章 蕁麻疹

-ひなのside-




でも、その夜…



消灯時間も近くなってきたころ、身体にはまた蕁麻疹が出た。

少しずつ身体がかゆくなってきて、腕を見ると蕁麻疹が浮き上がってきた。



土日はなんともなかったのに…

かゆい…!!



気づけば上半身のあちこちが地図になってて、痒すぎて我慢できなくてナースコールした。

そして、五条先生がまた30秒くらいで薬を持ってすっ飛んで来てくれた。




「服脱げるか?とりあえず薬塗ろう。」




と言われたのでパジャマを脱いだ。

そして、すぐに背中の方から薬を塗ってくれる。

でも、とにかくかゆくてわたしは腕やお腹をずっと掻く。




「痒いけど掻くな。余計に痒くなるし、痕になる可能性もあるから我慢しろ。今まこちゃんが氷用意してくれてるから。」




我慢できたら掻いてないよ!

我慢できないくらいかゆいから掻いてるのに!




「我慢できない!かゆい!」



「痒くても我慢!」



「無理!」




と言い合ってると、まこちゃんが氷のうをいくつか持ってきてくれて、すぐに身体に当ててくれた。

五条先生は背中の薬を塗り終わったみたいで、今度は腕やお腹や首、膨疹が出てるところ全部に薬を塗ってくれた。


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