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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第24章 五条先生の提案



「どうする?」




どうするって…

答えないとこの質問終わらないのか…




「もしも住む家とお金もあるなら、もちろん退院したいです。」



「うん。それじゃあ、蕁麻疹が治って体調も良ければ退院しよう。」




え?なんで?

五条先生、頭おかしくなったの?




「あの…、住む家とお金がないので退院できないですけど…。わたし、公園で飢え死ぬんですか…?」



「バカか。なんで医者が飢え死にさせるんだよ。住む家とお金はあるから。だから退院するぞ。」




え?どういうこと…?

五条先生の話がわからなくなってきた…




「なぁ、ひな。俺と一緒に住まないか?」




え……?




「五…条…先生……?…今、な…ん…て……?」



「退院したら、俺と一緒に住もう。」




頭が…真っ白……

五条先生と住むって…、言ってるよ…ね?

どういうこと?なんで?え?




………え?




ここではわけがわからないことがたくさんある。

たくさんのわけがわからないを経験した。



それでも、五条先生と住むなんて話は、本当に、今までで1番、わけがわからない。

もう、今見開いてる目が一生閉じない気がする。




「五条先生と、一緒に、住む…って、わたしがですか?」



「あぁ。一緒に住もう。」




本当にそう言ってる…



あぁ…

もう本当に、

なにが、

どうなって、

いるの…


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