ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第25章 退院
そして…
『ひなちゃん、退院おめでとう!』
「ありがとうございます。お世話になりました。」
いよいよ退院の時間。
まこちゃん、神崎先生、宇髄先生、工藤先生、藤堂先生、みんなが病室に来てくれた。
「忘れ物ないか?ちゃんと、荷物全部こん中入れたか?」
「はい。」
そして、もちろん五条先生もわたしの隣にいるけど白衣は着てない。
これから一緒に帰るから、ジーパンに薄手のニット姿。
スーツもよく似合ってたけど、このシンプルな装いも、五条先生の綺麗な体を引き立たせてる。
それに、荷物を持ってくれてる腕は少しまくってあって、血管がほどよく浮き出てる。
藤堂「ふふっ。もうすっかりお似合いだね。ひなちゃんと五条先生。」
宇髄「だな。よかったな、ひなちゃん。退院できて、五条先生と暮らせることになって。」
「はい。少し緊張しますけど、ずっと病院で生きていくんだと思ってたので、本当にありがたいです。少しだけ、お父さんができたみたいでうれしいです。」
「…お父さん」
工藤「ははっ!五条先生お父さんだって。」
宇髄「おい、工藤…」
あれ?なんか先生たちみんなめっちゃ笑ってるし、五条先生はなんか、あれ?傷つけちゃった?