ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第25章 退院
「え、あ、いや、もちろん先生と思ってますよ!主治医だって。決して五条先生が老けてるからお父さんってわけではないです!!」
冨岡「ひなちゃん、そ、そういうことじゃないの…笑」
神崎「あははっ。ひなちゃんは本当に純粋でおもしろいな〜。」
ん?なんか違った?変なこと言ったかな?
先生たちの会話がよくわからない。
「あの、五条先生…?」
「気にするな、俺も気にしてない。」
いや、めっちゃ気にしてる感じがするけど…
「ほら、そろそろ行くぞ。先生方、ありがとうございました。まこちゃんも、ありがとう。今日はお先に失礼します。」
『じゃあね、ひなちゃん!』
「ありがとうございました!」
こうして、先生たちに見送られながら、わたしは五条先生と病室をあとにした。