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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第28章 中学3年生

-神崎side-




〜ひなのの病室〜



コンコンコン___


「ひなちゃ〜ん。」




五条先生の言ったとおり、ひなちゃんは頭まで布団を被ってて、呼んでも反応がない。




「ひなちゃ〜ん?お布団苦しいでしょ。とりあえず顔出そっか!」




と布団をめくってみると、




「スー…ハァハァ…スー…ハァハァ…」




寝てるけど、呼吸が荒いし顔も赤い。

そっと額に手を当てると、



熱いな…



すぐにナースコールして、




「まこちゃ〜ん、ごめん、ひなちゃんとこに氷枕お願い。」




と伝え、体温計をひなちゃんの脇に挟む。



ピピッ…



38度7分か。

聴診もするけど、喘鳴が酷い。




コンコンコン___


「おまたせしました。」



「ありがとう。」



「ひなちゃん、調子悪いですか?」



「うん、ちょっと良くないね。布団に潜ってたせいかもしれないから、少し様子見てから点滴のオーダー入れようかな…。夕食まではこのまま寝かせて様子見ようか。」



「わかりました。」


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