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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第32章 初潮

-五条side-




コンコンコン___


「ひな〜」




少し時間ができたので、今朝しんどそうにしてたし様子を見ておこうとひなの病室に来た。

寝てるのか反応がなくてベッドに近づいてみると、




「………ハァッ…ハァッ…」




目を閉じてるが、呼吸が浅くて変な汗をかいてる。




「ひな!?どうした!?」




布団を捲ると、ひなはお腹を押さえて身体を丸め、ズボンとベッドには血がついていた。




「ひな!ひな!!」




頬を叩いて声をかけると、すぐに目を開いてくれたが…




「ゔゔっ……い"っ…ゔっ……ハァハァ……」




突然痛みに苦しみ出して、声も絞り出すようにしか出てない。




「お腹痛い?いつから痛かったんだ?」




ひなはコクッと頷くので精一杯の様子。

出血もあるのですぐに検査しないといけない。

こういう時はなんでもできる宇髄先生にと連絡したら、すぐに飛んで来てくれた。


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