ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第32章 初潮
診察台にひなを乗せ、宇髄先生が準備をしてくれてると、産婦人科医局長の蓮先生も来てくれた。
「蓮先生…っ。」
「五条先生、久しぶり。ナースからひなちゃん来るって聞いてね。」
ひなが産まれる時、お産を担当したのは蓮先生らしい。
助産師もいたが、蓮先生が直々にひなのことを取り上げたと、ひながノワールへ来た頃に聞いた。
「ひなのちゃんお腹痛いね。宇髄先生に診てもらうからもう少し頑張ろうね。お目目開けて深呼吸しててごらん。」
蓮先生に声をかけられてうっすらと目を開けたひなは、誰?というように少し怯えた目をしてる。
「ひな大丈夫だぞ。小野寺蓮先生。産婦人科のお医者さんだからな。」
怪しい人ではないと思ったのか納得したように頷いた。
「よし、ひなちゃんちょっと診てみような。」
と宇髄先生が優しく声をかけ、ひなのズボンをずらした時…
「嫌ぁぁあ!!!」
とひなが突然暴れ始めた。