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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第32章 初潮

-ひなのside-




〜ひなのの病室〜




カチャカチャ…



ん…?



カチャカチャいう音がして目が覚めた。




「ごめんね、ひなちゃん。点滴外させてね。」




ちょうどまこちゃんが点滴を外すところだったみたい。




「どう?お腹は今痛くないかな?」



「大丈夫だけど…わたしどうなったんだっけ?なんか別の部屋に連れて行かれた気がするの。」



「うん。ひなちゃん生理が来てたみたい。初めてだね。おめでとうっ。」




…おめでとう?

何がおめでとうなんだろう。




「なんでおめでとうなの?」



「女の子は生理が来たらおめでとうなんだよ?今日はお赤飯食べなきゃね。」



「せいり?…って何?」



「えっ??ひなちゃん、生理知らなかった??」




またまこちゃんが驚いてる。

たぶん、みんな知ってることを知らないパターンだ…




「わたしって物知らずだよね…。いつも無知でわからないことばっかりでごめんなさい…」



「そんなことないよ、謝ることじゃないよ。教えてもらわなかったもんわからないよね。あとで五条先生がお話ししてくれると思うから、その時に詳しく聞こうね!」


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