ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第4章 主治医と看護師
コンコンコン___
1分も経たずして先生が部屋に来た。
「目覚めたか。具合どうだ?今しんどくないか?」
この人…、誰、だっけ……?
この低い声は聞き覚えがあるけど…
「…俺のこと覚えてないな?五条悠仁。主治医だから覚えとくんだぞ。」
五条先生…
名前はわかったけど、主治医ってなんだろ…?
「いろんな先生がいるけど、基本的には主治医の俺が診る。具合が悪くなれば、まずは俺に言えばいい。看護師もたくさんいるけど、担当はまこちゃんだからまこちゃんに頼ればいい。わかったか?」
…コクッ
「そしたら、胸の音聴くから前開けて。」
え…?
五条先生がステートを首から外してる。
それを見て、考えるより先に両手で胸をギュッと掴んでた。
「ひなちゃん、大丈夫だよ。ちょっとだけ頑張ろっか。」
と言うまこちゃんに手を掴まれたと思ったら、あっという間に病衣がめくられて、何が起こったのかわからなくて固まってしまい、身体もブルブル震え始めた。
そして…