ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第4章 主治医と看護師
ﾋﾞｸｯ…‼︎
チェストピースが胸に触れた瞬間、身体がﾋﾞｸｯと跳ね上がった。
「深呼吸して。」
と言われるけど、怖くてしかたない。
「深呼吸できなくてもいいから、息はしなさい。」
息を止めてる自覚はないけど止まってるみたい…。
すると、まこちゃんがわたしの手を握ってくれて、
「ひなちゃん、大丈夫だよ。怖くないよ。」
って、すごく優しい手で…。
聴診が終わってホッとしたのも束の間、今度は首を触られ、目の下もめくって見られる。
この流れるような動きについていけず、わたしはもうされるがまま…
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