ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第37章 2度目の生理
「ひなどうしたんだ?」
ちょっと不思議そうな感じで聞いてくる五条先生。
「そ、その……はっ…」
「は?」
「は、恥ずかしくて…」
「はぁ?なんで突然恥ずかしがるんだよ。今まで散々見てきただろ。」
そ、そうだけど…
今はすごく恥ずかしい気持ちなんだもん。
それに、主治医変わって五条先生に聴診されるのなんか久しぶりだし…
「わかんないけど、恥ずかしいです…」
「大丈夫だ。何とも思わん。」
と言ってパジャマを捲られてしまった。
「きゃっ‼︎ や、やだ…//」
と顔を逸らす。
「ははっ。きゃってなんだよ。ひなもついに思春期か〜?」
思春期…
よくわかんないけどそうなのかも。
高校生になったことだし。
「思春期です…」
「そうか。俺に診られるのはもう嫌か?」
「嫌ではないですけど。思春期です。」
「ははっ、なんだそれ。ひな思春期の意味わかってないだろ。笑」
と五条先生に笑われつつ聴診されてしまった。
「ん。大丈夫そうだな。熱は生理のせいでちょっと出てるだけだろう。しんどくないうちに今日はもう寝てゆっくり休みなさい。」
「はい、おやすみなさい。」