ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第4章 主治医と看護師
その後、どのくらい時間が経ったのかはわからない。
とにかくぼーっとしてたら、五条先生とまこちゃんが来て、車椅子でいろんな部屋に連れて行かれた。
身長を測って、体重を測って、レントゲンを撮って、機械をくわえて息を吸ったり吐いたり…。
喉を診られてオエッとなって、謎の煙を吸わされてゲホゲホなった。
初めて会うのに、なぜかわたしの名前を知ってる先生もいたりした。
全部終わって部屋に戻ると、窓の外にはすでに夕焼けが広がっている。
「よく頑張った。疲れただろ。今日はもうゆっくり休みなさい。」
うん…、なんかすごく疲れた…
自分が何してたか、何されてたかも記憶が曖昧だけど、とにかくもう眠たい…
まこちゃんが布団をかけてくれると、わたしはそのまま夢の中に落ちていった。