ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第5章 ひなのを襲う恐怖①
スー…スー………
「おい…、テメェ何してんだ?」
…!?
「さっさと帰ってこいって言っただろうがあ!!病院で俺のこと話してないだろうなぁ!?余計なこと言ったら殺すからなぁ!!」
嫌…、もうやめて…っ‼︎
「ッハァハァ……ハァハァ……」
…あれ?
今の、夢…?
そうだ、学校行ってから3日も経ってるんだよね。
あの人が怒ってる。早く帰らないと、またボコボコにされる…。
「ハッ……‼︎」
目を覚ますと、夢と現実の区別が半分つかないまま、突然あの人の恐怖でいっぱいになって、わたしは気づいたら部屋を飛び出してた。