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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第5章 ひなのを襲う恐怖①



まだ夜明け前なんだと思う。

廊下は薄暗くて人もいない。

そんなシーンとする廊下を無我夢中で走った。

裸足なことにも、点滴が抜けて腕から血が流れてるのにも気がつかなくて、とにかく必死に出口を探した。



そして、廊下の角を曲がったらエレベーターが見えて、



これで外に行ける!!



と思ったのに、次の瞬間、それは絶望に変わった…













「………ハァハァ…なん…で……?ハァハァ………」


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