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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第5章 ひなのを襲う恐怖①



ここは小児科病棟。

ひなののように逃げだそうとする子どもがたくさんいる。

そんな子どもたちが逃げられないように、この階だけはエレベーターのボタンが高いところに設置されていた。

床から170cmほどの高さで、背が低い大人なら手を伸ばさないと届かないような位置だ。

精一杯腕を伸ばしても、ひなのには到底届かない。


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