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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第43章 お楽しみのご飯タイム



「ごめんなさい…」



「ちょっと座れ。」



「はい。」




と大人しくお座敷に正座をして座ると、五条先生の手がおでこに。




「大丈夫か?しんどかったら部屋戻るか?」




"トクン"




「だ、大丈夫です。」




大勢の人の前だからかいつもよりドキドキする。

熱があったらどうしようというドキドキと、五条先生に触られてるというドキドキ。

さっきまで酔っ払ってたのにすっかり医者の顔になってる。

恥ずかしすぎて目を逸らしたまま五条先生の顔が見れない。



すると…




夏樹「ひなの!顔真っ赤だな!熱あるんじゃね!?」




って隣のテーブルから夏樹くんがまぁ余計なことを大きな声で…

そして、それを聞いた周りの大人たちは全員大爆笑してる。




「夏樹くんのバカ…」




と小さい声でつぶやくと、




「夏樹、お前は見た目だけでそんな誤診してたら医者になれんぞ。ひなは熱ない。」



「はぁ…、よかったぁ…。」



「お前もよかったじゃない!自分の体調管理できなきゃ医者になれん。」



「す、すみません…」




って、ん?

わたし、医者になるなんて言ったことないけど?




「五条先生?わたし医者になるなんて言ったことないですけど?」



夏樹「え?ひなの医者になりたいんじゃなかったの??」




え??

夏樹くんまでなんでそんなこと言ってんの!?




「そんなの言ったことないじゃん!なんでそういうことになってるの!?」



夏樹「だって、ひなの成績めっちゃいいからさ。てっきり大学の推薦枠狙ってんのかと思ってたわ。」



「いや、違うよ!成績も良くないし!!」




って夏樹くんと言い合ってたら、


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