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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第46章 宇髄先生の検査



宇髄「ここは?痛い?」



「大丈夫です。」



宇髄「ここが盲腸なんだよ。よかったな、盲腸じゃなくて。」




へぇ〜。初めて知った。

盲腸ってよく聞くけどそこだったんだ。




宇髄「ここは?」



「大丈夫です。」



宇髄「ここは?」



「大丈夫です。」




いろいろ押されるけど、痛みを感じるようなことはない。




宇髄「じゃあここは?」




…っ。



宇髄先生が下腹部の真ん中の辺りを押した時、鈍い痛みが走った。




「…大丈夫です。」



宇髄「ほんと?」



「はい。」



宇髄「もう1回押してみるぞ。」




………ゔっ



痛い…、明らかにそこは痛い。

でも痛いって言ったら…




「大丈夫です。」



五条「ひな、もう嘘つくな。わかってるから。」




嘘って…

わかってるなら、じゃあ聞かなきゃいいじゃん…

いつもわからないから聞いてるんでしょ?




「本当に痛くないです…」



五条「ひな…」




五条先生のため息混じりな声。

はぁ、もうやだ。

わたしの身体に何が起こってるの…


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