ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第46章 宇髄先生の検査
宇髄「よし、ひなちゃん。そしたらこれからもう一度ベッド動かすぞ。この前みたいになるからしっかり掴まっててな。」
と、藤堂先生も五条先生も一旦わたしから離れて、宇髄先生がスイッチを押して、
あの、天井向いて大股を開く体勢になった。
うぅっ…
五条先生は頭の方にいてくれてるとはいえ、やっぱりこの格好は恥ずかしすぎる…
宇髄「ひなちゃん、そしたら今から中診ていくけど、痛かったら教えてな。」
「は、はい…」
痛いという言葉に思わず身体が強張る。
藤堂「この前みたいに上手に力抜いてたら大丈夫だからね。深呼吸してようね。」
そう言われて、ゆっくり大きく深呼吸を繰り返す。
宇髄「じゃあ、まずは少し指入れてみるな。力抜いて〜」
ビクッ
「んっ……ぁ、ぃ…」
宇髄先生の指が入った瞬間、キツさと圧迫感と少しの痛みがあった。
宇髄「ひなちゃん痛い?」
「す、少し…」
宇髄「今ふぅ〜って息吐けるか?指動かさないから一度力抜いてみて。」
「スー…ふぅ〜……」
宇髄「そうそう。上手だぞ。そしたらもう少し奥に入れるな。そのまま力抜いて〜」
今度はさっきよりもさらに強い圧迫感と痛みが走った。
「ぃ、痛いっ…!ッハァ、ッハァ…」
藤堂「ひなちゃん、息吐こうか。息止めると力入っちゃうからね。1回ふぅ〜ってしよう。」
と言われた通りにしたいけど、痛くて怖くてできない…
「こ、怖い……ハァハァ」
そして、身体にもどんどん力が入って震えて来てしまう。