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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第50章 天然な小悪魔ちゃん

-五条side-




ひな…



いつからこんな素直に甘えるようになったんだ?

それほど、ひなにとってあの治療は辛かったのか…。

元気になったら、さすがにご褒美でもあげないとな。

小さい身体で何も知らない純粋な心で、あんな治療受けたらひなはすぐ壊れてしまいそうなのにな。




「今、俺と離れたら心細いか?」



「コクッ…」



「じゃあ、座ったままでいいから聴診だけさせて。な?俺にもたれかかってたらいいから。」



「はぃ…」




って、ひな…。

俺の胸から顔を離して、そんな上目遣いで潤んだ瞳で見つめるな…

さすがに理性ぶっ飛びそうだぞ、、、



ってまぁ俺も医者なんで、もちろんこういう時に理性がぶっ飛ぶことは実際ないが。




「ん。そしたら深呼吸して。」




と、ひなのパジャマのボタンを2つだけ開けて手を滑り込ませると、激しくドキドキする心音が聴こえてくる。



本当にこのわかりやすい天然小悪魔ちゃんは…


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