テキストサイズ

ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第52章 検査と再発

-ひなのside-




_____夕食後




コンコンコン___


「あれ、ひなちゃん食欲ない?」




薬を持ってきたまこちゃんが、残したご飯を見てちょっと心配そうに言う。




「ごめんなさい…」



「身体しんどい?発作出たりした?」



「ううん…。大丈夫。」



「無理しないで、何かあれば教えてね。そしたらお薬飲もうか!」




ってニコニコ笑顔なまこちゃんに、心の中でありがとうとごめんねを呟いて薬をもらう。

喘息の薬と貧血の薬を相変わらずゼリーに包んで飲み込んだ。




コンコンコン___


「ひなちゃん、ご飯食べたかな?」




あ、宇髄先生…

ご飯残してるの見られたくなかったかも。

でも、残ったご飯を見て宇髄先生は何も言わない。




「まこちゃん、ひなちゃん薬飲ませた?」



「はい!飲み終わりました。ひなちゃん、ご飯下げちゃうね。」




と、宇髄先生がこれからわたしに話があるのを知っていたかのように、まこちゃんは部屋を出て宇髄先生と2人っきりになった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ