ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第6章 病院生活のはじまり
~小児科医局~
『はあぁぁぁ!?』
神崎「ちょ、ちょっと…!あの〜、先輩方?とりあえずね、一旦、落ち着つきましょっ。」
五条がひなのの回診に行ってる間、小児科の医局には黒柱の4人が集まっていた。
先日行ったひなのの検査結果をみんなで確認しようとカルテを開いたのだが、最初に記載されてる基本項目を見た途端、宇髄、工藤、藤堂の3人は声を上げて驚いた。
工藤「身長125cm、体重17kgって…。ひなちゃん13才で…、あー早生まれか。いや、でもさすがにな…。こりゃ、まずは基本の食事からだぞ。食べさせて体力つけさせなきゃ。」
宇髄「家庭ではともかく、学校の健康診断でなんで引っ掛からなかったんだ?」
神崎「それが、警察の話では学校にほとんど行ってなかったみたいなんですよ。小学生の時に学校から児相へ相談された履歴もあったらしいんですけど、なんだかんだで家に帰されたらしくって。それから学校にもほとんど通わなくなったんだとか。」
藤堂「まったく、児相は中途半端なことして…。きっと、そこから虐待もエスカレートしたんでしょうね。」
工藤「本当によくここまで耐え抜いて来たな。感心するくらいだ…。」