ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第54章 胸の"トクン"は恋の病
フゥ〜、スッキリ!
おしっこしたら余計な考え事も全部一緒に流れてくれたみたいで、ちょっとリフレッシュできた。
よし、部屋戻って勉強頑張ろう!
と気合を入れて部屋の扉を開けると、
「…えっ?」
「おかえり。トイレか?」
ゴジョウ、センセイ…。
「ひな?」
五条先生が目の前にいる。
ホンモノ?
本物の、生(なま)五条悠仁…?
「おいひな。熱でもあんのか?」
ドキッ…‼︎
目の前に五条先生が現れたパニックで直立不動になってたら、おでこに五条先生の手が。
「…っ// な、な、ないですけど!熱なんて、ありませんけどっ!!トイレでした!!」
「あぁ、そうみたいだな。」
と五条先生の手が離れて、しばらく息を止めてたのか、久しぶりに息した気がした。
「あ、あのっ。ど、どうしたんですかっ。なんでここに…っ//」
さっきまで会いたいなと思ってたくせに、五条先生を目の前にして恥ずかしすぎて顔が見れない。