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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第56章 汚れた身体



「ひなちゃん?しんどい?」




わたしがスッと胸元を開けないから、藤堂先生に不思議がられてしまった。




「い、いえ…。」



「五条先生いるから恥ずかしい?笑」




なっ…//

と、藤堂先生…。



な、なんで?

も、もしかしてだけど…、もしかしてだけどさ、

藤堂先生、わたしの恋の相手は五条先生だって気づいてる…?



そういえば、昨日の宇髄先生も…

もしかしてだけど、黒柱の先生たちみんなわかってたり…、する?



チラッと顔を上げて藤堂先生を見ると、とってもキラキラ。

でも、なんだかニヤニヤにも感じる…。

で、そんな藤堂先生の後ろには、ものすごい剣幕な顔した姫島さんがわたしを見てる。



な、なんでよ…。

五条先生もいるのに、五条先生に思ってること隠すの難しいのに。



なるべくいつも通りにしなきゃ怪しまれると、モヤモヤした気持ちを隠してすぐにパジャマを開いて聴診してもらった。




「うん、いいよ。目もごめんね。」




と目の下もめくられて、首も触られる。




「ひなちゃん、今日はゆっくりしてね。次の治療は明後日にするからね。」



「はい、わかりました…。」



「ひな。」




ドキッ…




「は、はい。」



「無理すんなよ。治療頑張ってるからちょっと疲れてるだろ。しんどくなったらくすぐナースコールな。」



「は、はい。」




と、優しい五条先生に優しい藤堂先生、そして姫島さんは一緒に部屋を出て行った。


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